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世界のクリスマス⑤~横浜山手西洋館「山手234番館」

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昨日の「エリスマン邸」に続きまして、本日はそのはす向かいにある「山手234番館」のクリスマスです。
ここではドイツ連邦共和国のクリスマスを展示していました。
ドイツ連邦共和国の面積は35.7万平方キロメートル(日本の94%)で、人口は8,094万人となっています。

ドイツ連邦共和国のクリスマスの特色は、クリスマス前のアドベントになると大都市だけでも2,500以上のクリスマスマーケットが開催されます。
また、地域ごとに何百年にわたり受け継がれてきた様々なクリスマスの習慣がありますが、どこの家庭もクリスマスは家族や友人と共に過ごします。

展示のコンセプトは、伝統的な【ドイツマイスター家族のクリスマス】
ドイツには約170のマイスター資格が存在するそうです。
その中のテーブルウエアー、カトラリーを作るマイスター家族のクリスマスを装飾します。
横浜市緑の協会パンフレットより引用




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エリスマン邸の斜め前、山手本通沿いに建つ山手234番館は、昭和2(1927)年頃外国人向けの共同住宅(アパートメントハウス)として、現在の敷地に民間業者によって建設されました。
関東大震災により横浜を離れた外国人に戻ってもらうための復興事業の一つとして建てられ、設計者は、隣接する山手89-6番館(現えの木てい)と同じ朝香吉蔵です。

建設当時の施設は、4つの同一形式の住戸が、中央部分の玄関ポーチを挟んで対称的に向かい合い、上下に重なる構成をもっていました。
3LDKの間取りは、合理的かつコンパクトにまとめられています。
また、洋風住宅の標準的な要素である上げ下げ窓や鎧戸、煙突なども簡素な仕様で採用され、震災後の洋風住宅の意匠の典型といえます。

建築後、第2次世界大戦後の米軍による接収などを経て、昭和50年代頃までアパートメントとして使用されていましたが、平成元(1989)年に横浜市が歴史的景観の保全を目的に取得しました。
横浜市緑の協会・よこはまNaviより引用


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玄関から中に入った右側の部屋にはサンタクロース(人形)がいて、ティータイムを楽しんでいます。
今では慣れましたが、初めて見たときは「ギョッ!」としました(笑)


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ダイニングテーブルにはマイセンの食器が惜しげもなく展示されていました。
係りの方が「ドイツと言えばマイセンです」と仰っていたことが記憶に残っています。


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お皿の色合いは、乗せてある食器の反射によるものです。
乗せる食器の色合いによって変化するのを楽しむ習慣でもあるのでしょうか?


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暖炉の上の飾りとクリスマスリースです。


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ちょっと場所を変えて一枚!


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トップ画像の一部に注目したカットです。


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さらにアップで・・・


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これは別の部屋で見たものですが、ここは何だったかなぁ・・・(;'∀')


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2階に上がるとドイツとは関係がありませんが、日本のホテルなどのクリスマスの装飾がありました。
窓の外には2枚目にある色づいた楓がいいアクセントとなりました。
色温度の関係でなかなか赤い色が出にくかったのですが、そこはRAW現像ソフトの御威光をお借りました。

今回使用した機材は以下の通りです。

さて、明日は「山手111番館」のクリスマスの模様をお届けします。
お楽しみに♪

by zeiss1221 | 2015-12-23 00:00 | 名所・旧跡