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「UVフィルター」の勧め

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銀塩(フィルム)写真全盛期の「UVフィルター」は、カラー用の「スカイライトフィルター」とともに定番商品でした。
それがいつしか、デジタルカメラに取って代わられた頃から衰退の一途を辿りました。
曰く、「デジタルカメラにはUVフィルターは必要がない」といった、誤った理論からだったような記憶があります。

今でもそうですが、プロテクトフィルターという名前のフィルターに非ずという商品が席巻するようになったのです。
素通しのガラスを取り付けるのはレンズ保護という観点からは否定はしませんが、肯定するものでもありません。
デジタルカメラが高画素化するに従い、特に風景撮影においては紫外線の影響は無視することはできなくなっています。

UVフィルターは390nm以下の紫外線をカットし、遠景(風景)撮影時に目で見たときの印象に近いクリアな画像が得られます。
私は数年前からこのUVフィルターを再評価し、屋外で使うレンズにはほぼすべて装着してあります。
但し、直近で入手したレンズにはついていませんので、今回はAMAZONで購入しました。

KenkoやMARUMIの製品を購入しなかったのは、偏に価格の問題でした。
確かに硝子材はいいものを使っているのでしょうけれど、海外製のものもかなりレベルが上がっております。
選択したものは、互換バッテリーで有名な「ROWA JAPAN」オリジナル(OEMかな?)の製品です。





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「ROWAの新型 薄枠MC UV レンズ保護フィルター」という触れ込みですが、紛れもなくUVフィルターです。
サイズは58㎜径と77㎜径で、薄枠というのが嬉しいですね。
「Made in Taiwan」とありますが、今日の台湾の工業製品は馬鹿には出来ないレベルとなっています。


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パッケージを開封してみたところですが、ほぼ無色透明に近いフィルターが現れました。
一昔以上前のUVフィルターはごく薄い黄色がかったものでしたが、現在のUVフィルターは違います。
きちんとマルチコートされ、いらざる反射は極力抑えるようになっています。


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58㎜径のものは「オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED40-150㎜ F4.0~5.6R」用です。
お値段は税込780円であります。


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77㎜径のものは「SIGMA17-50mm F2.8 EX DC OS HSM」用です。
こちらは税込で1,270円であります。

そんなに安くて大丈夫なのか?という疑問の声はもっともな話だと思います。
フィルターを目視したところ、妙な歪みは認められませんでしたし、試写しても問題はありません。
ただ、屋外の風景では試写していませんので、早速、近いうちに記事の中でレポートする予定でいます。


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薄枠といっても、このようにちゃんとフロントレンズキャップも装着することが可能です。
少し前までは、薄枠タイプのフィルターではそれが不可能な商品も存在しました。
今では当たり前のようになっていますが、結構高度な加工技術が必要なようですよ。

さて、これで撮影スタンバイですが、「何ぃ、今度の土日は天気が良くない?」・・・Orz
それならば、平日に休暇をとってしかるべき所に行ってやろうではないの?
と、作戦実行であります(笑)
by zeiss1221 | 2012-05-30 00:00 | 写真・撮影用品