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ナンジャモンジャの木

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この間の日曜日に光が丘公園までお出かけした最大の目的は、この「ナンジャモンジャの木」に咲く花を見ることでした。
いつもはGWの最後には真白く雪が降り積もったように見えるのですが、今年はいつもの年とは様子が違うようでした。
枝打ちされて密度がない上に、花も満開とまではいっていなかったようです。

撮影地:東京都練馬区「光が丘公園」(共通)
撮影機材:CANON EOS7D TAMRON AF18-270㎜ f/3.5-6.3 DIⅡ VC PZD+C-PLフィルター(共通)
撮影データ:ISO320 f/11.0AE(SS1/200秒) ±0.0EV 70㎜(112㎜相当)
撮影年月日:2011年5月8日(日)




(2)
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「ナンジャモンジャの木」という名前は俗称で、初夏になっていきなり多くの繊細な白い花を付けることからついたようです。
モクセイ科の落葉高木で、ヒトツバタゴ(一つ葉タゴ)というのが正式な和名となっています。
よく見られるものは植栽されたもので、国内では愛知県と岐阜県、対馬にだけ自生しているものがあります。

撮影データ:ISO320 f/11.0AE(SS1/160秒) ±0.0EV 59㎜(94㎜相当)


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葉は長楕円形で4cm~10cm程度の大きさで、枝先に10cm程度の円錐形に集散花序をつけます。
花冠は深く四つに裂けたような形状を呈しているのがお分かりになるでしょうか?

撮影データ:ISO320 f/11.0AE(SS1/200秒) ±0.0EV 270㎜(432㎜相当)


(4)
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先ほど、国内では三か所に自生していると書きましたが、それぞれ各県のレッドデータブックに記されています。
愛知県では絶滅危惧I類、岐阜県と長崎県では絶滅危惧II類に指定されています。
長崎県対馬市上対馬町鰐浦地区には約3000本もが自生しているそうですが、一度この目で見ておきたいものです。

撮影データ:ISOS320 f/11.0AE(SS1/125秒) ±0.0EV 18㎜(29㎜相当)


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右から撮影した方が密集度があるように思えますが、やはり少々寂しく感じられますね。
来年はもう少し密度が濃くなることをお祈りしたいところです。
でも、今週末にはかなり花が増えたように見えるかもしれませんね。

撮影データ:ISO320 f/11.0AE(SS1/100秒) ±0.0EV 33㎜(53㎜相当)


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光が丘公園の「ナンジャモンジャの木」は、このような環境に立っています。
公園のメインストリートの左側にある野鳥観察池を過ぎて少し行くと、道が左手に分かれる地点に到達します。
その道を左手に折れ、100Mほど進んだ右手に三本ほど「ナンジャモンジャの木」があります。
この時期は白い花で目立ちますから、すぐに分かることと思います。

撮影データ:ISO320 f/11.0AE(SS1/125秒) ±0.0EV 27㎜(43㎜相当)
by zeiss1221 | 2011-05-10 00:00 | 樹木